カルシウムと筋肉の関係-意外に知らないカルシウムの働き
カルシウムといえば骨と深くかかわりのある成分というのが世間一般のイメージでしょう。
筋肉が動く、動かすメカニズムにカルシウムが大きく関わっている
成長期にカルシウムをしっかり摂取しないと丈夫な骨が作られない、また高齢になってからカルシウムが不足すると骨粗しょう症のリスクが高まってしまうなど。
そんな骨との関係の陰に隠れてしまっていますが、じつは筋肉とカルシウムも深い関係があります。
骨と筋肉の大きな違いは自分の意思で動かすことができる点です。
また自分の意思でなくても自然な反応で動くこともあります。緊張状態に陥ると筋肉が収縮し、リラックスすると緩むといった具合です。
こうした筋肉が動く、筋肉を動かすメカニズムにカルシウムがとても重要な役割を担っているのです。
カルシウムは脳や神経とも深く関わっており不足するとイライラしやすくなる、うつ病のリスクが上昇するなど情緒不安定になりやすいといわれます。
これはカルシウムが神経細胞の情報伝達をスムーズにするために重要な役割を担っているからなのですが、そんな神経の情報伝達を担う役割が筋肉の働きとも深く結びついています。
筋肉は基本的に脳の指示に反応して動くわけですから、その情報伝達がスムーズにいかないと思うように動かなくなってしまうのです。
筋肉には「筋原線維」が束になって構成されています。よく人体の解剖図などで筋肉が繊維状の塊で表現されていますがそれもこの線維です。
この線維にはアクチンとミオシンという2種類のたんぱく質が交互に層をなして重なり合う構造になっており、この層が動くことで筋肉全体が収縮・弛緩します。
そしてこの層を動かすのに必要な物質にトロポニンというたんぱく質の一種があるのですが、これが神経細胞が情報伝達を行う際に放出するカルシウムイオンと結びつくことで筋肉が収縮される反応が起こるのです。
カルシウムの不足は神経伝達がスムーズにいかない、筋肉が収縮する働きも機能しないなどの影響が
ですからカルシウムが不足すると神経伝達のメカニズムがスムーズに進まなくなるだけでなく、筋肉が収縮する働きそのものもうまく機能しなくなることでさまざまな影響が生じます。もっとも顕著なのがけいれんです。
さらに近年の研究ではこのカルシウムイオンが筋肉を作る指示を伝える役割を担っているのではないか、という説も登場しています。
つまり筋肉を増やすためにはたんぱく質やアミノ酸だけでは不十分でカルシウムもしっかり補っていく必要があるわけです。
骨を丈夫にするだけでなく筋肉を丈夫にするためにもカルシウムを補う必要があるのかもしれません。
丈夫な体作りはもちろん、情緒が不安定がちな方も神経の情報伝達をスムーズにするという観点からカルシウムを見直してみてはいかがでしょうか。
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